店長の独り言

ここではキュージックがどんなスタンスで楽器・音楽機材の買取をしているのか、さらにはキュージックにはどんなメリットがあるのかをつかんでいただけたらと考えております。

楽器業界の裏話もたくさん出てきますので結構面白いかも、です。

少しでも高く売るには

コラム① 宅配買取業界の落とし穴

よくある例です。

A店、「事前査定は50,000円です。」
当店、「事前査定は35,000円前後です。」

よっぽどお金が有り余っていたり、よっぽど熱狂的な当店のファンでなければA店へ売りますよね。普通、そうだと思います。
事前査定メールの時点では、当店は他店より低い買取価格を提示することが多いです。

しかし!宅配買取業界の落とし穴がここにあります。
もう少し上記の例を詳しく書き直しますと、

A店、「新品状態・付属品全て有りでの買取上限価格は50,000円です。」
当店、「お聞きしたコンディションでの事前見積価格は35,000円前後です。」

そうです、当店は実際に近い買取価格をお知らせさせていただいております。
と言いますのは、一時的に高く見せかける査定は当店は好まないからです。
一連のお取引を通じて、言ったことは守る。これが当店のスタイルです。

結果的に、
A店、「検品が終了し、最終査定は30,000円です。」
当店、「検品が終了し、最終査定は35,000円です。」

ここまでが、本当によくある例です。

どちらに売りますか?

QsicオリジナルCM 『きちんと買取』

コラム② 「買取上限価格」=「実際の買取価格」ではありません!

更新日:2006年9月8日

USEDのものに限ってお話をすると、確かに、当店が事前査定で提示する金額は、大手楽器店がHPなどで大々的に打ち出しているそれには及ばないことが多くあります。
なぜなら大手HPなどに書かれているのは買取上限価格であり、新品並みの状態の買取価格です。
当店は実際に商品の状態を詳しくお聞きして、中古品ならばどの程度使用されたものかを、予め把握してからきちんとお見積をしますので、USED楽器の実際の買取価格※をお伝えしております。

現実のところは、大手の新品の買取上限価格に期待はさせられるものの、実際商品を持ち込んだ時に具体的に、どのくらいの値段が付くのか分からないという不安があったり、せっかくわざわざ持ち込んだのに、上限価格の半分にも満たない金額を提示されることもよくあります。
当店はそれではお客様が本当に安心して商品をお売りになることができないと考え、最初はこの店は安い、と思われるかもしれませんが、それでも最初から具体的な買取価格をお伝えして参ります。

また、新品・新品並みのものについても、他店の買取上限価格を上回ることができるよう、努めております。

※査定メールなどでお問い合わせいただいた内容と、実際の商品の状態が異なる場合はその限りではありません。できるだけ正確な状態をお知らせください。

コラム③ お店によっては買取価格が事前査定金額の半額以下になることも…

更新日:2006年7月29日

私も勉強を兼ねて中古のエレキギターを、とある楽器店に持ち込んだことがあります。 ちなみにそのギターというのは当店でなら24,000円で買取をする、国産のエレキです。

まず最初に電話にて問い合わせてみたところ、「買取価格は34,000円です。」と教えてくれました。
はっきり言って大敗です。1万円も負けています。

複雑な心境を抱えながらもよっこいしょと、ギターをケースにしっかり入れて、いざ買取店舗へ。
待つこと数十分、私の名前が呼ばれたので結果を聞きに行くと、

「フレットがどう…ネックが順反りで逆反りで…とにかくメーカー出しになるので…」

あなたもこのような言葉を聞いたことはありませんか?
結論を言うと最終的に提示された金額は15,000円でした。

いくらなんでも半額以下はないだろう、これが素直な感想でした。
使い込んだギターだったので上限価格で買い取らないことはもちろん予想していましたが、ここまで最初と差が出るものとは思っていませんでした。

さらにはこの値段に納得がいかないので、また持って帰らなければなりません。
CDや漫画を売るのとは訳が違います。
これがギターだったのでこの程度で済んだものの、アンプやスピーカーだった時にはダブルでショックです。

この経験をきっかけに、当店ではそのようなことのないよう、できる限り実際の買取価格を予めお伝えできるように努めさせていただいております。

Qsic高額買取の理由

Qsic高額買取の理由① 経費を減らす

更新日:2006年6月3日

売値を高く設定できれば、どれだけ高く買取をしても問題ありませんが、あまりに高く設定しても今度は売れないというのが現実です。
その中で高価買取を実現するには、余計な経費をかけないということです。
まず何よりも、買取専門店だから販売にかかる経費が必要ありません。
具体的には販売員の給料、販売スペースの家賃、光熱費、在庫管理etc…がキュージックには必要ないということです。

これは実際お客様側には見えないようで、かなり大きい部門をカットすることに成功したと言えます。
Qsicは業界トップクラスの買取価格と豪語しておりますが、それにはこの理由と、次に述べる「減額対象を減らす」という2つの大きな理由があるからです。

■追記

追記:2010年4月1日

神戸・三宮の中心に販売店として出店いたしました。
創業から5年間でたくさんのお客様に利用していただけるようになり、少ないながらも余分にかけれる経費というものが生まれてきました。

「じゃあ今度から買取価格が安くなるの?」と聞こえてきそうですがそうではありません。
買い取った商品を店舗で直接販売することにより在庫力、回転力を強め、さらに高価買取へとつなげることが目的です。
余分な経費をかけないことは、当然続けて努力しております。

Qsic高額買取の理由② 減額対象をへらす

更新日:2006年6月3日

ヴィンテージなどによく見かけられるパターンですが、正規(オリジナル)のパーツを取り寄せなければならない、という減額対象です。

勉強で大手店舗へ、その店で60万円で販売されているのと同じヴィンテージを持ち込んだことがあります。
結論から言うと買取価格は20万円を提示されました。
ギター1本で40万円も儲ける気か!!
いえ、今回はそうではなく、「正規のパーツではなくなっている部分があるので、アメリカから取り寄せなければならない。」ということです。
確かにオリジナルの状態を強く望まれるプレイヤーは多くおられますし、大手が半端な楽器を売るわけにもいかないのでしょう。

当店では必要な場合を除いて、無理に元の状態に戻すことよりも、その状態でも欲しがっているプレイヤーを探すことを優先しております。
そしてそういった方を見つけ出す自信があります。
そのためオリジナルとはちょっとくらい違った顔をしていても、よほどのことがない限り新たにパーツを付け替えたりしないようにしているので、その分買取価格が高く設定できるというわけです。

Qsicのモットー

モットー① 「速さ」と「安心」両方の質を高めます

更新日:2006年10月12日

最初に、当店は日本唯一ではありません。
宅配による楽器の買取を行っているお店はたくさんありますが、タイプは千差万別と言って間違いないでしょう。

基本的にはメールやお電話での事前見積(概算)があって、商品到着後に初めて具体的な最終見積ができます。
こればかりはどの店舗でも変えようのない流れですが、その後の対応の仕方には色々あるようです。
他のコラムにも記載しておりますが、事前見積もりと最終見積に差が生じてしまった時のお話です。

例えば…
あなたが事前に50,000円で見積を受け取り、それに納得して商品を送ったとします。
しかし残念なことにあなたも気が付いていないところに傷があり、検品を行った業者としては事前見積時にはなかった欠陥なので、次の持ち主様のためにもその分の減額をしなければなりません。
傷があるものとないものでは売値が変わってしまうので仕方がありません。
そこで担当者は10,000円の減額を決定しました。
そしてあなたに最終買取価格の40,000円を振り込み、1.振込が完了したこと、2.その減額の理由の2点を連絡しました。

さて、上記の例はあなたにとってはありですか?なしですか?

当店の場合は「なし」です。
減額の金額は例なので今回は全く関係ありません。
問題なのは、あなたは50,000円では納得できましたが40,000円で納得できるとは言えないからです。
振り込まれた通帳を見て驚くかもしれませんし、40,000円でなら売りたくないかもしれません。

当店はお客様が不安を感じないようにという点を一番に心がけておりますので、事前と最終に差が生じる場合は必ずお振込の前にお客様のご確認をいただいております。
上記の業者(もちろん架空です)に比べて1ステップ増えることになりますので、時間がかかってしまいますが、その分できる限り商品到着日の15時までに検品が終了するように努めております。
速さと安心の両方を取ろうとするのは贅沢かもしれませんが両方の質を高めるという努力は惜しみません。

モットー② お客様とパートナーである楽器の「別れ」と「出会い」をエスコートします

更新日:2007年4月3日

いつもたくさんのお問い合わせ、楽器の買取を本当にありがとうございます。
驚くのは当店は新規のお客様からのお問い合わせはもちろん、常連のお客様からのお問い合わせがとても多いのです。本当に嬉しい限りです。

楽器を始めた頃はお小遣いもほとんど無く、リハーサルスタジオ代を払うことで精一杯だったので、「楽器を買い替える事がそんなに頻繁にできるものか」と私も思っていました。

しかし楽器屋さんに試奏しに行く度にたくさんの楽器があり、「どれが自分にとって1番ぴったりの楽器か」を考えることが多くなりました。
確かに試奏は無料なので、何本試しても店員さんの目が気になるくらいで胸を躍らせながらたくさんの楽器を触りました。

でも正直試奏で実際に「これだ」、と運命を感じた楽器はありませんでした。
試奏では楽器と接する時間が短すぎると思ったのです。

私は、まずたくさんの楽器と触れ合うこと、ある程度時間をかけてその楽器の特性・特徴をきちんと理解することが、自分にぴったりの1本と出会うことができる方法ではないかと感じたのです。

結婚相手を探すような話になってしまいましたが、同じ様なことだと思います。

運命のパートナーではなかった場合、出会いのために楽器をどんどん「買い足す」のは現実的に不可能ですが、「買い替える」のなら随分と状況は変わってくるのではないでしょうか。
具体的には「新しい楽器購入のための資金」として次の出会いのきっかけとなってくれます。

ならばその「別れ」は気持ちよく、少しでも強く背中を押してくれた方が次のステップへ進みやすいと思います。

「お別れ」をした楽器は当店が責任を持って、本当に必要とされている方へエスコートします。

当店の立場としましては「別れ」=「買取」となりますね。

少しでも手放す方の力になれたらという気持ちが、上記、常連さんのお問い合わせの多さにつながっていれば、また新規のお客様へその気持ちが伝わり、常連さんになってもらえるのなら、とても嬉しく思います。

モットー③ よりよいお店を目指します

更新日:2007年1月11日

当店は2007年3月をもって株式会社が運営するサイトとなりました。 2005年のWeb買取業務開始からちょうど2年を境に良いスタートとなります。

これには昨年5月に会社法が改正となり、株式会社の設立はこれまでと比べ容易になったこともございますが、それよりもやはり、もっと安心して当店をご利用していただけるために、少しでもお客様の不安要素を信頼の要素に変えることができるようにという思いから今回の法人化を決定いたしました。

インターネットがますます身近になり(最近はCMでも最後に検索ボタンがポチっと出るものが増えていますね。)、楽器を売ろうと考えた時に、まずWebで買取を行っているお店を探すことはもはや当たり前の時代となっています。「この波に乗る」、というのは一昔前の話ですが、当店が今思うのはこれからもっと現れる同業者との差別化です。

もちろん法人化により差別化が図れると考えているのではなく、最低条件としての「準備」です。

法人化は本年最初の大きな「変化」ですが、固く、難しくなるのではなく、お客様の需要や希望の声を柔軟に取り入れ、当店が成長し変わっていく事、またお客様一人ひとりに合ったサービスがスムーズに提供できるように、当店ができることをもっと増やしていく事などが、お客様にとって利用しやすいサイトであるために必要であると考えられます。

変化を続けることは簡単ではありませんが、とても重要なことです。 お客様からの視点で見ることをモットーに、よりよいお店を目指して参ります。

Qsicは少しでも皆様がより多くの楽器と出会うきっかけになれることを願い、皆様の音楽活動の繁栄をお祈りしております。